少しマイナーだけど根強い人気のワタリガニ釣り。
釣りというのかどうかは置いといて、とにかく食べて美味しいカニがとれれば嬉しいですよね
高級食材ですから。
私ごとですが、3年ほど前、同僚3人で70杯ほどとったことがあり、トランク大将(クーラーBOX)50Lが半分ほどカニで埋まりました。
この時の写真がみつからないのが、超残念なのですが、まぁ壮絶な絵でした。
この時は全部自分が持ち帰り、ご近所の方に4~5杯づつお配りして、ものすごく喜ばれたのを覚えています。
前置きが長くなりましたが、ワタリガニってどうやって釣るの?って方に、ワタリガニの仕掛けと釣りかたを教えちゃいます。
カニの種類(予備知識)
良く釣れるのはこの3種類。どれもワタリガニと呼ばれるのでワタリガニは総称として考えても良い。
左から順番に
●ガザミ・・一般的にワタリガニといわれるのがこのガザミ。特徴は甲羅の形で横長で左右にとげが突き出している。
●タイワンガザミ・・ガザミとの違いは色でわかります。青いのがタイワン。
●イシガニ・・地域によってはこれもワタリガニと呼ぶみたいです。形が丸っこいのでガザミとは簡単に区別ができます。
一応紹介しましたが、どれが釣れても美味しいので嬉しい。釣り方に違いはありません。
ちなみに、ガザミとタイワンガザミは色以外でも、腕のとげの数でもわかります。ガザミは4本、タイワンガザミは3本です。
ワタリガニ釣りの時期は?
ワタリガニが釣れる時期ですが、全国的にみて6月~11月が良いとされています。水温がさがると深場へと移動しますので、冬はあまり釣れないです。
私のいる瀬戸内地域では8月~11月までがメインシーズンです。冒頭でお話した爆釣したときは10月の下旬で夜そこそこ寒かったのを覚えています。
釣れる時間帯は夜になります。
私が通っていた時は19時~23時くらいまでよく釣りをしていました。
また満潮時に産卵を行うといわれており、満潮時を狙って釣行すると良いともいわれていますが、私自身はさほど差は感じなかったので、これは定かではありません。
ワタリガニの生息場所!ポイントは?
ある程度水深がある波止や、砂利まじりの砂浜から投げて釣れるポイントもあり、一概には定めにくい。
大事なのは実績があるかないか?
いくら仕掛けを投げてもカニがいなければ釣れません。過去にカニが釣れたことがあるポイントならまたカニが入っている可能性があります。
なぜなら産卵しに岸へよってきており、そのポイントが産卵または交尾に適している場所なら、翌年もやはり産卵にくる可能性が高いからです。
まだ誰も手付かずのポイントを攻めるのも良いですが(当たればウハウハな釣果に)、釣具店などで実績ポイントを聞くのが近道ではなかろうか。
また、夜釣りをしていて、水面を大きなワタリガニが泳いでいるのは見たことないでしょうか?
そんなポイントも底の方にはもしかしたら、ぎっしりワタリガニが埋まっているかもしれません・・
ワタリガニの仕掛けは、カニ網とハゲ掛け
ワタリガニを獲る仕掛けを2種類紹介します。
オススメは圧倒的に後者になります。
ワタリガニの釣りかた。その1 カニ網
カニ仕掛けで全国的に有名なのはカニ網です。
白いアミアミの中に赤いエサ入れようのアミがあるので、エサをいれて、ポイントに投げ込みます。10号~20号のオモリが最初からついてるものがあります。
カニがエサに近づいてきて、手足がその網にからまったところを釣り上げる釣法になります。
基本的に竿に当たりがでにくいので、定期的に竿をたてて、カニがかかっているか確認をします。
重たければそのまま、リールを巻き続けてそのまま釣り上げます。
一見簡単そうですが、デメリットがあります。
- アミなので根がかりが多い
- 当たりがでにくい
- アミにからまったカニを取り外すのが困難
- 空気抵抗が大きく遠投できない
特に4番の遠投がでなきないというのは、波止のように足元から深いポイントならまだしも、砂浜のような遠投が必要なポイントではかなり不利になります。
そこでオススメしたいのが次の仕掛け。
ワタリガニの釣りかた。その2 ハゲ掛け
もともと、ハゲ(カワハギやウマズラハギ)を掛ける為の仕掛けを利用します。
私の地域ではもうオーソドックスな仕掛けです。他県の釣りでもおそらく通用すると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
釣り方はシンプル
ハゲ掛けは、大きさがいくらかあるのと、1本掛けと2本掛け、またカゴ付きのと何種類かありますが、1本針の大が良いです。これは自分がいろいろ使ってみた結果です。
ですので、異論は認めます!こっちの方が良いと思えばそっちを使ってOKです。
仕掛けの真ん中下部へスナップが付いていますので、オモリをつけてください。
投げ竿推奨です。その投げ竿で投げることのできるオモリを付けてください。空気抵抗あるのでできるだけ重たい方が飛距離がでるので有利です。
写真は夜光オモリを付けていますが、普通のムクの鉛で大丈夫です。
仕掛けの真ん中の軸にエサを取り付けます。
エサは魚の切り身で良いです。豚の脂身など、いろんなものを試しましたが、なんでも食べます。
エサを付けたら、ポイントへ投入します。
基本、置き竿で当たりをまちます。
夜の釣りがメインなので、竿先にケミホタルをつけておくと良いでしょう。
カニ網と違って、当たりは明確にでます。
カニなのに??と思うくらいでます。
おそらくですが、カニ網とちがって手足は自由なので、エサをもってぐっぐっと運ぼうとしてるのではないでしょうか?
当たりがあれば、竿を静かにもち、竿先を下げ糸ふけをとります。
ラインがピンとはったら、思いきっり竿をしゃくって(折れない程度に)、あわせをいれます。
この時、カニのコウラに針が貫通することもあるし、ただ引っかかってるだけの事もあります。
とにかく重さを感じれば、ラインを緩めずリールを巻き続けそのまま抜き上げます。
途中で緩めないことが釣果を伸ばすコツです。
以上、イメージできたでしょうか?
まとめ
今回は食べて美味しいワタリガニの、ハゲ掛けを使った釣り方を紹介しました。
地域よっては、「そんなの全く文化にない!」というとこがあるかもしれません。
そんな地域の方が実際この仕掛けで釣りをして、釣れたらこんな嬉しいことはないですね。
もし興味があったらやってみてください。