- 浅場を広範囲で攻めたい
- 高範囲を攻める為の遠投性能がほしい
- 超軽量ジグヘッドをストレスなく自然に演出したい
メバリング・アジングをやってたら一度は思うであろう願望を解決するのがフロートです。
そんなフロートの中でも不動の人気であるのが
アルカジックジャパン シャローフリーク
今回はアルカジック フロートシリーズの
- 全ラインナップの紹介
- 視認性大幅アップ改造ネタ
を紹介します。
ちなみに以下は小ネタです
老舗ウキメーカーだった、キザクラさんが、ルアー部門にも手を広げブランド化したのが、アルカジックジャパン!
ローマ字で書くとKIZAKURA(キザクラ)
逆から読むとARUKAZIK(アルカジック)
本当にどうでもいい小ネタですみません・・
アルカジック フロートのラインナップ
たくさんアイテムがあるので、整理しておきましょう。
- シャローフリーク
- シャローフリーク ダイブ
- シャローフリーク エクスパンダ
- シャローフリーク プチ
- ぶっ飛びロッカー(Ⅱ)
上記アイテムがラインナップされていますが、1~3はFシステムと呼ばれ、PEラインとリーダーを結んだ時に余分にとったリーダーに装着します。
4のプチも簡易的なFシステムで後付けが簡単にできるという特徴があります。
5のぶっ飛びシリーズは中通しになります。
ぶっ飛びシリーズは、中通しタイプのリグ。
ぶっとびロッカーだけ、リグの作り方が基本的に違ということだけ覚えておきましょう。
それでは1つづつ特徴を紹介します。
シャローフリーク
Fシステムの基本アイテム。このモデルからいろいろなアイテムへ派生していきました。
シャローフリークには3つのアイテムがあります。
タイプ | 重量(g) | 残浮力(g) |
---|---|---|
F(フローティング) | 7.5g | 0.3g |
F(フローティング) | 10.5g | 0.6g |
F(フローティング) | 15.0g | 0.8g |
1番売れているサイズは、10.5gです。ついで15g>7.5gとなります。
◆シャローフリーク構造図
◆基本仕掛け図
◆シャロフリークの残浮力とは?
基本的にシャローフリークFシリーズは本体が浮きます!
この後紹介するシャローフリークダイブとの違いは、本体が浮くか浮かないか?になります。
残浮力とはその浮く力になります。
残浮力よりも重たいジグヘッドを使うと、じわ~っと沈んでいくということです。
浅場でどうしても沈ませたくないって時は、この残浮力よりも小さいジグヘッドを使用すればいいということになります。
リーダーの長さ以上深くは沈まない!ってことだね
この残浮力よりも小さいジグヘッドを組み合わせるのが、基本セッティングになります。
アルカジックでは「フローティングモード」と命名しています。
逆に、残浮力よりも重たいジグヘッドを使い、ゆっくりと沈めていく「パラシュートモード」というセッティングがあります。
パラシュートモードの場合、ジグヘッドが着底すると、フロートには浮力がある為、それ以上沈みません。
次に紹介するシャローフリークダイブとの違いになります。
シャローフリークダイブ
シャローフリークダイブ(以下ダイブ)の見た目は、シャローフリークとほぼ同じです。
シャローフリークとの違いは、本体自体が浮くか浮かないかで、ダイブは本体そのものが沈んでいきます。
規格は3つです。
タイプ | 重量(g) | 残浮力(g) |
---|---|---|
D(ダイビング) | 8.1g | -0.3g |
D(ダイビング) | 11.7g | -0.6g |
D(ダイビング) | 16.6g | -0.8g |
一番売れているサイズは、11.7gです。ついで16.6g>8.1gとなります。
シャローフリークFと同じような売れ数傾向です。
ロッドに対しての適正重さになるので、10g前後の真ん中の規格が使いやすいということなのかな?
◆シャローフリークダイブが得意とするダイブモードとは?
本体自体が沈んでいくので、底まで狙う事ができます。
シャローフリークFでの「パラシュート」モードとの違いはなに?
とてもいい質問です!
パラーシュートモードとの違いは、本体自体に浮力があるかないかです。
パラシュートモードでは、シャローフリークFの残浮力よりも重たいジグヘッドを使うことによって、沈めていく釣りになります。
比較的重めのジグヘッドを使う事になります。
ダイブモードでは、本体自体がマイナス浮力に設定されているので、ジグヘッドの重さに関係なく沈めることができます。
つまり!超軽量ジグヘッドを底まで持っていく事ができます!
軽量ジグヘッドのメリットである自然なワームの動き、違和感の少なさ、食い込みの良さなどを、損なうことなく水面直下以深で演出ができます。
シャローフリーク エクスパンダ(以下パンダ)
通称パンダと呼ばれるシャローフリークエクスパンダ
シャフトが入っていることにより、空中でのブレが少なくなり、より遠投性能が向上しました。重くなっただけではないということ。
2規格あります。
タイプ | 重量(g) | 残浮力(g) |
---|---|---|
F(フローティング) | 17.8g | 0.6g |
D(ダイビング) | 19.0g | -0.6g |
シャローフリークダイブの1番大きいサイズでも、本体自重16.6gですので、さらに遠投力があがることは容易に想像できます。
- シャローフリークでは届かない沖のポイント
- 超ディープレンジや、急流の中でもしっかりとレンジ コントロールしたい
- 狙いのレンジに完全 に同調したアプローチを演出したい
といった、上級者(エキスパート)の要望にお応えするアイテムとなります。
◆基本的な仕掛けはシャローフリークと同じになります。
◆商品特徴
上記の脱着可能なシンキングバランサーってのが、パンダの特徴でもあります。
要はオモリを簡単に交換できるってことです。
◆パンダの零(ゼロ)モードとは?
パンダFの残浮力は0.6gです。
0.6以下のジグヘッドなら沈むことのないフローティングモードになります。
パンダの特徴は脱着可能なシンキングバランサーを装着することによって、ジグヘッドの重さに関係なく、本体をコントロールできることです。
そして、残浮力0.6gに対して、0.6gのシンキングバランサーを付けた状態を、ゼロモードと呼びます。
ゼロモードの状態では、ジグヘッドの重さによってジワ~~っと、沈めていくことができます。
水深のある場所や、流れがある場合、狙ったレンジにはいらない場合に、シンキングバランサーを重たくすることによって、ジグヘッドの重さを変えることなく、対応することができます。
簡単にいうと、今まで深場を狙うときに、ジグヘッドを交換していたのを、パンダのバランサーを付け替えることで対応可能になったということ!
シャローフリークプチ
今まで紹介してきたシャローフリーク、シャローフリークダイブ、シャローフリークパンダは、ある程度の重さがあるので、使用できるロッドも絞られてきます。
アジングロッド、メバリングロッドにしてもチューブラタイプのややパワーのあるロッド、もしくはエギングロッドの1番柔らかいタイプ。
メバリングロッドのソリッドタイプには不向きです。
ソリッド?チューブラ?って方は以下の記事もごらんください
繊細な穂先でジグヘッド単体のリグ、食い込み重視の釣りで、簡単にFシステムを構築できるのがこのシャローフリークプチになります。
軽いジグヘッドの扱いは初心者の方には難しい
ジグヘッドを重くすると、フォールスピードが速すぎて喰わない。
また根がかりが連発する!って時に後付けで装着することで、ジグヘッドを重くする事なく遠投力をUPさせることができます。
プチは1規格しかなく、重量は3.3gです。
ですので3.3gのジグヘッドを使うイメージでそのまま釣りができます。
※3gのジグヘッドはかなり重い方になるのでなんとなく想像できると思います。
タイプ | 重量(g) | 残浮力(g) |
---|---|---|
F(フローティング) | 3.3g | 0.3g |
◆ソリッドタイプの穂先が繊細なタイプのロッドで使用可能
ぶっ飛びロッカーⅡ
今まで紹介してきたFシステムとは少し仕掛けがちがいます。
いわば、シャローフリークシリーズより以前の主流だったリグで、中通しタイプのものになります。
いまだに根強い人気がありますので、紹介しておきます。
ぶっ飛びロッカーⅡでは、とにかく各浮力・大きさが用意されており、自分のフィールドにあった規格を探すことができます。
サイズ(mm) | タイプ | 重量(g) | 残浮力(g) |
---|---|---|---|
M 22×34.5 | HF | 4.8 | 1.5 |
F | 5.2 | 1.0 | |
F0 | 6.3 | 0 | |
SS | 6.6 | ||
L 24.5×38 | HF | 7.4 | 1.5 |
F | 7.9 | 1.0 | |
F0 | 8.9 | 0 | |
SS | 9.2 | ||
LL 27×42 | HF | 10.0 | 1.5 |
F | 10.4 | 1.0 | |
F0 | 11.5 | 0 | |
SS | 11.8 |
逆にいうと選びにくいということになるのかもしれません
一応参考までに、売れ筋順で紹介します。
浮力はHF>F>F0>SS の順に浮力のある順番で売れています。
サイズは LLが1番売れていて、LとMは同じくらいです。
なので LL-HF LL-F 当たりが無難な規格です。
みなさん、本来目的である遠投力と、浮いていて欲しいという感じでしょうか?
シャローフリークシリーズ売れ筋まとめ
アルカジックのフロートアイテムを紹介してきましたが、結局どれ買えばとわからなくなった方は参考にしてください。
なんだかんだといって、ダントツで1番売れているのはシャローフリークFです。
シャローフリークダイブの5倍売れていると言えば、わかりやすいでしょうか?
まずこの基本アイテムを押さえてFシステムを体験してください。
シンプルに考えると、軽いジグヘッドでは届かない場所へ、飛ばす為の飛ばしウキだと思ってもらえれば良いです。
本体を沈めていく釣りは慣れてからで良いです。
あり程度慣れてから、フロートを沈めていく、パラシュートモードや、ダイブを使っていけば良いと思います。
そして、ジグ単(ジグヘッドとワームのみ)での釣りがメインって方には、シャローフリークプチをオススメします。
シャローフリークFやパンダは、リーダーをわざと余分にとり、それに結ぶリグですが、フロロを直結で楽しんでいる方も多いと思います。
そんな方にはシャローフリークプチが使いやすいと思います。
超簡単に後付けできる利便性の割に、はっきりとわかる遠投性能UPを体験して頂きたいです。
では次にそんなシャローフリークFのちょっとしたカスタム技を紹介します。
シャローフリークにミライトを差して視認性をUP
遠投して沖のポイントを狙う事が目的のフロートですが、流れや沈んでいく様子など、見えないよりも見えた方が釣り人にとって有利になります。
情報量が多い方が戦略も立てやすいですからね。
もともと、グローカラーで視認性が悪くはないのですが、その場合発光アイテムがあればグッドです。
今回は発光アイテムがなくても、格段に視認性をあげる方法があるので紹介します。
それは、シャローフリークにミライトという発光体を装着することです。
ミライトとは?ヒロミ産業さんのLED付きリチウム電池です。
カスタムの前にまずはミライトの説明をします。
ミライトとは、ウキメーカーさんのヒロミ産業さんの商品で、ワンタッチでLEDが発光するというもの。
自作ウキの先につけたりして使うことが多い。
ケミホタルの電子版だと思ってもらればと。
大きさは、316・327・435と3規格あり、それぞれ5色発売されています。
ミライト316 |
R | Y | G | W | B | |
発光色 | 赤 | 黄 | 緑 | 白 | 青 |
自重(g) | 0.23 | 0.23 | 0.23 | 0.23 | 0.23 |
全長(㎜) | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 |
直径(㎜) | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
連続発光時間 | 7時間 | 7時間 | 30時間以上 | 30時間以上 | 30時間以上 |
JANコード | 099060 | 099077 | 099084 | 099152 | 099190 |
ミライト327 |
R | Y | G | W | B | |
発光色 | 赤 | 黄 | 緑 | 白 | 青 |
自重(g) | 0.36 | 0.36 | 0.36 | 0.36 | 0.36 |
全長(㎜) | 27 | 27 | 27 | 27 | 27 |
直径(㎜) | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
連続発光時間 | 8時間 | 8時間 | 30時間以上 | 30時間以上 | 30時間以上 |
JANコード | 099091 | 099107 | 099114 | 099169 | 099206 |
ミライト435 |
R | Y | G | W | B | |
発光色 | 赤 | 黄 | 緑 | 白 | 青 |
自重(g) | 0.85 | 0.85 | 0.85 | 0.85 | 0.85 |
全長(㎜) | 35 | 35 | 35 | 35 | 35 |
直径(㎜) | 4 | 4 | 4 | 4 | 4 |
連続発光時間 | 12時間 | 12時間 | 30時間以上 | 30時間以上 | 30時間以上 |
JANコード | 099121 | 099138 | 099145 | 099176 | 099213 |
商品の特徴をまとめると
◆赤・黄は他の色に比べて連続発光時間が少ない
シャローフリーク視認性UPのカスタマイズはミライトを差すだけ
シャローフリークの穴には直径3㎜のミライト316と327が入ります。
今回はこのミライトの316と327を使ってカスタムしてみます。
※今回のカスタマイズで、316をシャローフリークにいれた後、場合によっては取り出せなくなることがあるので、自己判断で行ってください。補償などはいかなる場合でもできません。
↓まずシャローフリークのエンドバランサーを外します。
この穴に点灯させたミライト316を、点灯している方を中に突っ込むだけです。
↑このような感じで、シャローフリーク内部からあかあかとLEDの光が・・
視認性アップは間違いないです。
ちなみにシャローフリークのけつに写っているのは、エンドバランサーではなくミライト316のけつの部分です。ペンチでそーっとまっすぐ抜くことができます。
※何回かに1回、失敗してでてこなくなることも経験していますので、自己判断のもと行ってください。
これはかなり遠投しても、仕掛けを見失うことがなさそうだ!
同じく、ミライト327の場合
少し長くなるのでシャローフリークの中に全部収まらない感じになります。
少し不格好ではありますが、釣りをするのに関係ないですし、こちらは抜きやすいというメリットがあります。
めちゃくちゃ明るいですよ!!
どうでしょう!
今回はフロートの中でも1番人気に君臨し続けるシャローフリークシリーズの紹介と、ミライトを使った視認性UPの小ネタを紹介しました。
参考になれば幸いです。